5月25日(月)Java・システム開発演習(3日目)~データベース設計を仕上げよう~
皆様、こんにちは。
週末が明け、本日は、「Java・システム開発演習(11日間)」の
3日目に入りました。
先週の日報には、こんなコメントがありました。
(プログラミング初心者の方)
「システム開発に必要なドキュメントがこれほど多いとは思わなかった。
研修でこの量であるならば、規模の大きいシステムは
どれほど多くのドキュメントを作成しているのだろうか。
実際にシステム開発を行うことで、流れを把握でき、
非常に貴重な体験をできていると感じている。」
(開発実習リーダーの方)
「個人の作業に入ったら、より時間と進捗の管理が大切になると思う。
全体の状況を常に把握できるように、個人の作業中はこまめに連絡を取り合い、
補えるところは早めに補いたい。」
全員で共通認識を取って進めるグループと、
それぞれ分担作業をしているグループとありますが、
「ここまで終わった」「この部分で詰まったので相談したい」
と発信することを心掛けているようです。
こまめに認識をすり合わせて、円滑に進める方法を模索してほしいと思います。
さて、朝は、各グループの「KPT方式」の進捗報告から始めました。
一日の終わりにチームでその日の進め方を振り返り、
「K(Keep:良かったこと)」、
「P(Problem:問題だと感じていること)」、
「T(Try:継続したいこと、問題を改善するための施策)」
を話し合ってもらいます。
発表では、
「『Problem』はチーム内でのイメージ共有が難しいことです。
『Try』の改善策として、ホワイトボード機能を使い、
イメージ画像を共有することを意識します!」
というように、具体的な行動を宣言してもらいました。
週末をはさんでいるので、エンジンがかかるのに少し時間がかかるかと思います。
振り返ったことを念頭に置いて、今週も頑張っていきましょう!
本日も先週に引き続き、ドキュメント作成とデータベース設計に取り組んでいます。
進行が速いグループでは、画面設計の定義をするドキュメントを仕上げています。
「各画面に表示するリンクも、一覧にして整理しましょうか。」
「トップページが表示されるのは、会員としてログインした後ってことでしたよね?」
「そうですね~、ログインした後は、トップページに商品の一覧を載せるのが
いいですね」
「そうしたら、商品の一覧画面から、商品の詳細を見る画面もいりますね!」
「画面遷移の話でもかなり話膨らむな、1時間あっという間だ…!
『いつまでに終わらせる』と決めてやらないと、すぐ時間が経っちゃう!」
「作る画面の分担もこれからだし、大丈夫かなあ。」
「…まずは先にこの一覧を仕上げて、一息休憩入れましょう!」
とても集中力が高い分、決まるのも早いのですが、
気が抜けない分、少しばかり疲れやすい面もあるようですね。
午後も、グループワークです。
このグループでは、習ったMVCモデルに照らし合わせて、
作成するJavaファイルを整理しています。
「計算処理が必要なファイルはどれだ?」
「とりあえず、機能に合わせて並べてみるか」
「DAOの概念ってどう使えばいいのかな?」
「内容を忘れてしまった」という人に向けて、プログラミング経験者の方が
丁寧に解説している場面もありましたね。
ドキュメントが大方完成したグループは、サブ講師にレビューをしてもらっています。
テーブル定義書について、
「この設計だと、カート機能に購入情報が入ったままになるので、
今回については、テーブルを作るよりも、
セッションで組むほうが良いかもしれない」などとコメントしています。
講師から指摘を受けた点を適宜修正し、
phpMyAdmin上でデータベース設計を始めました。
コーディングする時間も限られているので、
残り時間を意識しながら、集中して取り組んでいます。
またあるグループでは、Zoomのホワイトボードの活用を強く意識しているようで、
JSPファイル同士の関係性を図にして整理しています。
できた後には、Zoomから「png」ファイルとしてダウンロードできるので、
議論した内容を振り返るのにも便利です。
午後の後半の時間は、5人グループの中で2人、
他のグループに偵察にいく人を決め、様子を観察しに行ってもらいました。
(スパイ活動!と地味に盛り上がっています)
朗らかに、
「いってきまーす!」「いってらっしゃーい!楽しんで!」と声掛けをしていました。
緊張感が漂う…こともなく、
「これからは、どんなふうに作業分担する予定ですか~?」
「まだコーディング作業には入っていないですね~。
現時点でのガントチャートはこんな感じです」
「なるほど!うちもどっちかとレイアウトを先に決めてるんですよ!
時間が足りるか、悩みますよね~」
「議論ってどんなふうに進めています?」
「わりと話す人が多いから、みんなで話すことは時間の中で、
全員で決めようって意識していますよ!」
とお互いに不安な点を解消しつつも、
テーブル一覧や画面遷移一覧などのドキュメントを誇らしそうに見せ合っています。
他のグループから戻ってからは、
「ただいま~」「おかえり~」とウェルカムモードで話し始め、
他のグループの進捗がどうだったかを和やかに話していました。
(どことなく安心感が漂います)
「研修後に残業しないように、1時間に1回とか方向性確認してやっていきたいね!」
「何するかを明確にして始めたら、うまく進められるんじゃないかな」
と、明日からどう進めるかも考えています。
3日目にもなると、コーディングにかけられる時間が少しずつ減っていくので、
本当に成果物ができるのか、不安を感じ始めている人も多いようですね。
明日以降は、さらにタイムマネジメントが肝になってきますので、
試行錯誤を繰り返して、軌道修正していきましょう!
本日も、一日お疲れさまでした。