6月2日(火)Java・システム開発演習(9日目)~発表会準備、受講者の皆さんの伸び~
皆様、こんにちは。
ついに、発表会の2日前となりました。
「Java・システム開発演習(11日間)」の9日目です。
昨日の日報には、こんなコメントがありました。
最終調整の段階に入っており、役割分担を試行錯誤している様子が伺えます。
(プログラミング経験者の方)
「やることリストをうまく作れなかったために、
何を優先すべきかあやふやになってしまった。
午前中に終わらせる予定のものが間に合わず、
進行に遅れが出ていることが課題である。
明日から担当者と優先度をつけたTODOリストを作る。
担当分けを明確にし、何をすべきかわからなくなることのないようにする。」
(プログラミング経験者の方)
「課題として、ガントチャートをあまり気にせずに、
その場その場で見つけた作業を進めていることがある。」
今一度スケジュールを確認し、逸脱しない範囲で作業を進める。」
期限までに納得のいく成果物を作るには、
期限までのタスクを細かく確認し、
優先順位づけと分担をして取り掛かるのが肝要です。
ラストスパートなので、自分から積極的にタスクの調整を図っていきましょう!!
さて、日課である進捗報告から、研修スタートです。
今日はKPTのプレゼンテーションに加えて、
簡単なデモンストレーションを見せてもらいました。
現時点での懸念事項についても共有を行ってもらいます。
「細かな修正点が多く、作業分担をしないままに進めてしまったことが
課題として挙がりました。
修正点が10か所程あるので、今日はやることリストを作り、協力して分担します」
「では、ここからデモンストレーションに移ります。
ログイン機能では、誤ったデータを入力するとエラーが出るようにしています。」
「懸念事項としては、カートに何も入っていないのに、
支払いができる状況になってしまうバグが起こってしまうことです。
解消するのに苦戦しています」
昨日夕方に、デモンストレーションの指示を出したのですが、
即席でも、どのグループもクオリティの高い発表で、驚きました。
「過去の履歴を確認して再注文する」などの機能もさることながら、
バリデーションのチェックを工夫した点についても言及しています。
講師も、
「実装された機能以外にも、裏側の処理をどう工夫したかも知りたい方が多いので、
ぜひ本番の発表会でも、今のような発表を意識してください!」と激励していました。
進捗報告のプレゼンテーションを見ていると、
伝えたいことが相手に伝わるように、
最適な手段を選ぶコミュニケーションスキルがついていると感じました。
デバッグ作業の分担するために「チャットで『やることリスト』を作る」
のがいい例です。
講師は「チャットを使うといい」とアドバイスをしたのみですが、
「エラーの一覧を作ってチャットで共有する」
「10時にチャットで進捗を報告する」
「分担作業をチャットで随時確認し、終わったら他の人をフォローする」
など、自分たちで独自のルールを決めて、
ホウ・レン・ソウ(報告・連絡・相談)を積極的にしています。
良いことや改善点を振り返り、具体策を講じて実践するサイクルは、
必ず現場でも、ひいては職場の業務改善にも役に立つはずです。
ぜひ、「研修でできるようになったこと」も、発表会で共有してほしいなと思います。
進捗報告が終わった後は、グループで作業します。
あるグループでは、チャットにバグの内容を書いたうえで、
さらに口頭で、どのページのバグか、誰が修正するかを確認しています。
冒頭の「デバッグと発表準備の作業分担」を行っていましたね。
「ここのエラー、原因はあたりが付くので私がやりますよ!」
「画像サイズも調整が必要だから、CSSは○○さんに調整をお願いしてもいい?」
「大丈夫ですよ!今思い出したけど、メニュー画面の画像が表示されない件、
たぶんデータベースのURL指定間違っている気がするな。
すぐ直せるからやっておくね!」
「そうしたら、発表資料の準備は二人でやりましょうかね!」
という具合に、10分足らずで確認して、各々の作業に分かれていきました。
決断するのも早くなって、頼もしい限りです。
あるグループでも、同じように役割分担をして、
昨日までに作った「デバッグリスト」を参照しつつ、バグを解消し終えました。
また、こだわったコンセプトにあったロゴを作成できるように試行錯誤している様子。
資料作成チームは、ある程度のところで、作った発表資料を全員に共有しながら、
説明事項の概要をすり合わせていました。
一生懸命考えたコンセプトから、斬新なアイデアにいたるまで、
発表したい内容は盛りだくさんのよう(笑)
制限時間はありますので、デモンストレーションとの兼ね合いも考えつつ、
調整してほしいと思います。
各グループがWebアプリケーションの仕上げと、
発表会の準備を着々と進めている様子ですね。
ここまでのところでお昼休憩に入りました。
午後の時間も、引き続き作業してもらいます。
発表用の投影資料はもちろんですが、要件定義書などのドキュメントも仕上げるように指示しています。
あるグループでは、レスポンシブウェブデザインの作成にチャレンジするか、
否かについて話し合っていました。
※機能とデバッグの解消が終わったグループに対して、
講師が追加機能の提案をしています。
「スマートフォンの仕様を作るのも、できたらアドバンテージになるかな」
「確かに、スマホでも挙動が確認できたら、UIも良くなるよね」
「研修テキストにも書き方が書かれていたような…」
「フォームの形式とか、変えなきゃいけない箇所も多そうだね」
「ちょっと今は他のページのエラーが本当にないかどうかを検討すべきじゃないかな」
追加課題にチャレンジしたい!という意欲の強い方もいらっしゃったようですが、
いろいろと意見を出し合って、現在まで出来ている成果物を
仕上げきることにしたようです。
一通りのバグを解消したところで、まず提出が必要なドキュメントを確認し、
出来ていない部分を分担して、作成していました。
終盤では、講師から明後日の発表会について補足説明があり、
発表順をオンラインじゃんけんで決めました!(笑)
結果は当日のお楽しみです!
各グループ、発表会を意識して準備を進めており、メモ帳に発表する項目を列挙して、
担当を決定しているグループもありました。
全員で完成させたWebアプリケーションなので、
必ず全員に発言の機会があるように調整したようですね。
いよいよ、十分に準備に時間を使えるのは、残すところ明日1日となりました。
悔いのないよう、しっかり認識のすりあわせをして、ミッションを完了させましょう!
本日も、一日お疲れさまでした。