5月23日「開発実習5日目」の様子をご報告!

今週も残り一日となってしまいました。金曜日を残し、皆さんはどこまで進まれたのでしょうか?
ちなみに本日からレビューが予約制となりました。仕事において「期限を決めずに作業するということ」は非常に罪深いことなので、皆さんには自ら期限を決めて作業に取り組んでいただくことにいたしました!

ただ、仕事においてトラブルはつきものです。遅れそうな場合は、事前に報告してリスケするという仕事の基本的な進め方も学んでいただいております。配属してからも仕事を円滑に進めるために、是非ここで身に付けて職場に戻っていただきたいと思います。

さて本日は、毎日提出していただいている作業報告書への講師の方からのコメントを一部ご紹介いたします。

///////////////////////////////////////////////////////////////////////
◆品質向上について
QCD(品質・コスト・納期)を守ることは、配属後、真っ先に求められることです。品質を向上するためには、次の2点に気を付けてみてください。
・関連個所を網羅
1ヶ所指摘を受けたとき、指摘を受けた個所だけ修正する傾向が見られます。
1ヶ所指摘を受けたら、他に同様の修正が必要な個所がないか、全編を見直しましょう。

◆説明の仕方
言葉を尽くして、相手に理解して頂く心持ちで丁寧に説明して下さい。説明の仕方が雑だと感じました。開発現場においては、コミュニケーションにおける誤解は思わぬ問題(バグ)を生み、大きな手戻りの原因となります。

◆仕様書は読み手視点で
メイン講師から繰り返し伝えられていると思いますが、今回作るシステムについて知らない人が読んでも分かるように書くのが仕様書です。そのための表現(例:画面には「飛ぶ」のでなく「移動する」または「遷移する」など)が必要になります。

◆ページ番号によるガイド
レビュー時に立って説明するのは不自然です。お客様の上から話している形となる、失礼にあたります。立ってしまうのは、資料のどこを説明しているか共通の理解が得られていないことが原因です。資料のページ番号を上手くつかって、「今、何ページの何処を説明しているか」をガイドする話法を覚えて下さい。

◆チーム運営
個々人の作業内容や進捗が分かるように工夫されており、効率的に作業を進めることができています。分業と意識のすり合わせ、学びあいのバランスを上手く取りながら、開発実習の中で、多くのことを学んで下さい。

///////////////////////////////////////////////////////////////////////

研修後、各チームから提出される報告書には、このようなコメントが記載されています。ほとんどが改善点ですが、出来ていることも徐々に増えてきております。ここでの学びが、全て仕事に役立ちます。是非、指摘されたことは一つでも多く改善できるよう、指摘をもらったその時から意識していきましょう!

それでは、本日も受講生からコメントをいただきました。

____________________________________

前々日から基本設計のレビューを行っておりました。本日の午後が、3回目のレビューです。この回で何とか了承をいただくことができました!

しかし、予定よりも1日以上遅れている状況です。これからペースを上げて巻き返していけるよう、色々と手を尽くしていきたいと思います。

また、チームリーダーとして、メンバーそれぞれが作業しやすいようにチームを盛り上げていきます!

明日からは、プログラミングに入れると思います。今まで学習してきたことを振り返りながら、コーディングし、トップでテスト工程に入りたいと思います。
____________________________________
ありがとうございました!
様々なこと、学んでいただいているようですね。トップでのテスト工程。是非、頑張ってください!

彼の悩める写真で、本日は締めくくりたいと思います。

それではまた次回!

※ちなみに本日詳細設計完了を目指していたチームですが、惜しくも完了には至らなかったようです。
明日からの頑張りに期待しています!