5月1日(金)プログラミング(Java)基礎研修(4日目)~オブジェクト指向~
皆様、こんにちは。
さあ、単元の中盤を迎えました。
本日は「プログラミング基礎研修(Java)(8日間)」の4日目です。
今日からいよいよ、「オブジェクト指向」の内容を学びます。
理解する単元になるので、JavaがJava「らしく」なります!
昨日の日報に、こんなことを書いている受講者の方がいました。
(プログラミング未経験者の方)
「演習問題の確認では、解けていない問題があった自分の画面を共有して、
どこができていないのかを皆が確認してくれて、ヒントをもらいながら
解くことができたので、理解が深まった。」
(プログラミング経験者の方)
「グループ内で、互いにわからない部分や、
間違っている部分の積極的な教えあいができる環境や空気作りを意識したい」
「メンバーがどこまで理解しているか確認したいとき、
『分かりましたか』という質問では、
わかった/わからないという二元的、主観的な答えが返ってきてしまう」
プログラミング経験者の方も、「自分は理解している」ことに甘んじることなく、
どのように振舞えばグループの助けになるのか、
自分なりに工夫して参加している姿勢が見受けらます。
皆にとってベストな環境を作れるようにしようとする心がけは、
必ず現場に配属されたときに役に立つはずです。
ぜひ、今後も継続して行ってほしいと思います!
さて、今日も研修がスタートしました。
まずはいつもどおり、グループに分かれて、振り返りから始めました。
ある3人グループには、海外出身で、大学で日本語を勉強された方が1名、
参加しています。
経験者の方は、図を描いたり、イメージしやすい言葉を選んで、
一生懸命説明していました。
同じグループで4日間話しているだけあって、かなり仲が良く、
「説明を聞いても、やっぱりよくわからない」と言える
信頼関係ができているようです。
「オブジェクト指向」について、話してみようという講師の問いかけで、
こんなやり取りがありました。
「共通して定義するものがクラスなのかな?なんとなく、分かりました!」
「クラスの概念が掴めないと、これからの内容理解が難しいんだよね~!」
「大量のカタカナがあるから、よくわからなくなりそうです~」という本音も。
結果、例えるなら、
タイ焼きの形を作る金型が「クラス」、
金型に生地を流し込んでタイ焼きを作るのが「インスタンス化」
という結論に至りましたね。
※PHPしか知らない筆者にとっても分かりやすい説明で、感銘を受けました。
ここからは、講師がテキストに沿って丁寧に説明を進めていきました。
基本的にはテキストの通りに入力をして、挙動を確認しますが、
テキスト通りのプログラミングを完成させるのではなく、
きちんとした文法を学び、機能を理解することがゴールです。
メッセージとして、「完成することがすべてではないよ」、と伝えています。
ある程度理解が進んでいる受講者の中には、
動いたプログラムにアレンジを加えて、自分なりに楽しんでいる方も。
時間ができた際には、講師もうまく頼って、コードレビューをしてもらえると
良いかと思います。
後半は、さらに発展的な「クラス」の使い方を学んでいきました。
「クラスメソッド」、「インスタンスメソッド」など、
様々な役割を持つものを理解すると、扱えるコードのバリエーションが
ぐっと増えます。
この辺りは、しっかり押さえて、演習問題もじっくり解いてみましょう。
グループワークでは、演習問題が解けた方を中心に、
全員分のコードを確認し合いました。
画面共有を切り替えて、
「ここのエラーはなんて書いてある?」
「『このクラスはもう定義されている』?!どこで定義しているんでしょうか?」
「こっちの別ファイルに書いてしまっていましたね…」
「クラスは1つに統一しておかないと、2つあるとエラーが出るんですね!」
「何が間違っているのか、一人だとわからなかったです!」
他者と語り合うことで見えてくることがたくさんありましたね。
週末から大型連休に入りますが、
講師から自習課題のプレゼントももらいましたので、
ぜひ、時間を見つけてソースコードを書いて、
いろいろなことを試してほしいと思います。
今週も一週間、お疲れさまでした!