5月21日(木)Java・システム開発演習(1日目)~システム開発概論、ECサイト設計開始!~
皆様、こんにちは。
今日から、「Java・システム開発演習(11日間)」に入ります。
本日からの単元が、最後の研修になります。
システム・アプリケーション開発の一連の工程を理解し、
最終的には、開発チームで設定したスケジュールに沿って、
グループで1つのECサイトを構成することを目指しています。
ここまでに習ってきた知識を結集して、
グループ一体となってECサイトを完成させましょう!
まず午前中は、システム開発の全容を理解してもらいました。
これまでの研修ではあまり触れてこなかった、
コーディング以外の知識を詳しく学んでいきます。
冒頭に、「良いシステムとは何か?」という講師の問いかけがありました。
エンジニアにとっては「バグがなく、予想通りに動くシステム」かもしれませんが、
システムを使うユーザーにとっては、
「業務効率が向上し、売上アップの役に立つ」ものですよね。
そういったシステムを開発していくうえで、
「システムを作るには、どんな工程が必要なのか?」
「どのように役割分担をして、開発を進めるのか」といった視点は、必要不可欠です。
開発工程の中でも、特にシステム設計とテストについて、
講師から説明がありました。
・「ヒアリングの際は、機能やデザインを『どうしましょうか』と聞くのではなく、
『こう考えますが、いかがでしょうか』と、より具体的な提案ができるように
準備すること」
・「ユーザーの立場や、システムを使用する環境によっても、
テストを行う条件が変わる」
・「バグを多く発見できるということは、テストを徹底して行っていることの証明。
信頼度を上げることにも繋がるので、テストの実施を怠らないこと」
といった、現場に即した考え方を、丁寧に受講者の皆さんに伝えていました。
スケジュールを立てていく工程があることや、
システム設計に様々なドキュメントを作る必要があることも学んでもらいました。
午前の終わりから、午後の時間にかけては、
開発チームで構築するサイトのコンセプトを決めてもらいました。
あるグループをのぞいてみました。
「みんなが興味を惹かれるサイトをつくったほうが、作るのが楽しいよね!」
「そもそもECサイトって、誰を対象とするのがいいんでしょうね~」
「ちょっとお昼に自分で考えてみて、考えた企画をプレゼンしてみますか!」
というところまで話して、お昼に入りました。
お昼休憩後、5名が一人一人、考えたものをプレゼンしていきます。
「形のないものを売れるサイトを考えました」
「架空だけど、日常生活の不便なもの、
あったらいいものを売るってアイデアがいいかなと。
シャワーが最初から温水になるとか、瓶のシールがすぐはがれるとか…?」
「着眼点がすごくいいね~!」
「技術とかスキルを買うなら、購入者と出品者の両者で価格を決める、
オークション形式も面白そうだね~」
「スキルを購入者と出品者で『交換できる』ってアイデアは、どうですか?!」
と、研修が始まって以来、一番楽しそうな顔で議論しています。
チャット機能を使って、いいアイデアに1票投票するという方法をとっていましたが、
結果的には、「○○さんのアイデアも取り入れよう!」と
アイデア盛りだくさんになりました。
午後の後半は、出てきたアイデアを、
お渡ししたフォーマットに沿ってまとめていきます。
なかには、文書とメモ書きの配置を工夫しながら、文書を作っているグループも。
システムのコンセプトや機能を考えるだけではなく、
ガントチャートを作ってスケジュールを決めたり、
様々なECサイトのHTMLを見て、
画面のデザインはどうするかも話したりしています。
講師陣が、すべてのグループを同時にモニタリングしている限りにおいては、
すべてのグループが、オンラインで全員が同じ画面に集中しているからなのか、
議論を進めるペースも、書面を作るペースも、
とてもサクサク進んでいるように見受けられます。
完全に「仕事」として、きちんと舵を取って進めようとしている姿勢が、
前向きで良いですね。
当初は、受講者の方同士の仲が深まるか、心配していましたが、
普段の研修とは打って変わって、
「休憩中することないから、雑談しよう~」と呼びかけて、
休憩中ずっとおしゃべりをしているグループもありました。
明日以降は、毎日、グループごとに進捗を発表してもらいますので、
楽しみにしています。
本日も、一日お疲れさまでした。